"車輪の下"
アルシュ極細目 ポストカード
シュミンケホラダム透明水彩
最近はまたしても天候に引き摺られてか体調が安定しない日々です。歯痒い(^ᾥ^)
頭が稼働しない感じでネームが進まないので、せめて本を読んだり映画を観たりしてます。
中島敦氏の享年が今現在の自分の歳と同じだと知って虚脱…⍢⃝ヘェェ…
改めて読むとすごく悲しい話ですね。胸に穴が空くような哀れさと寂しさがあります。
虎はその模様から「文字の獣」と呼ばれる、というような話をどこかで聞いたのですが、
全てを捨てて詩作に走った狂える男の成れの果てが虎、と考えるとひとしおに切ない…
今日のイラストは前に手慰みに下地を作ってたアルシュハガキに描き足したもの。
ヘルマン・ヘッセの車輪の下は十年そこいら前に読んだのですが、あの悲しいエンディングも私は好きです。
絶望と救済が二つ同居してるような感じがして。