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inunohi

あおすま/遠野の同人プロジェクト「戌の日」のブログ。映画を見たり絵を描いたり本を読んだり。

8月6日

日記 写真

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Diana+,多重露光

 

■69年目。
 広島は被爆直後、むこう70年草木の一本も
 生える事はないだろうと言われていたそうです。
 今の美しい公園や町並みからは想像しにくいことです。

 整然とした道路やビルの並びも、一度は全てが吹き飛ばされて
 しまった土地だからこそのものでしょう。
 そこにかつて有った無数の人間の営みや歴史が、
 1945年8月6日8時15分に蒸発してしまった。人間が人間として死ぬこと、
 人に見送られたり見送ったり、思い出したり思い出されたりする、
 そういう人間的な死さえも無数に奪われてしまった。

 一面見渡すほどの焼け野原が、
 それでもそこに生きようとする人間たちの血と汗と涙の年月を対価に、
 今これほどまでの大都市へと復興を遂げたのでしょう。

 私には広島は何かと縁のある土地で、好きな街です。とても賑やかで明るい。

 その町の中心に佇む原爆ドームの厳かな静けさを思い返すと、
 理屈を超えて、もう二度と原爆は使われてはならないんだという
 気持ちになるのです。

 

■思い出話。学生時代の友人が飲みの席でぽろりとこぼした、
 「言うて俺も被爆三世じゃけね」という言葉を、
 何年経っても忘れられません。
 今もヒロシマナガサキの禍根はこうやって多くの人の中にある。