ミッドナイト・イン・パリ観ました。レビュー。
とにかく洒落ててウィットたっぷりの映画でした。こまごました感想は以下
まずオープニングがすごいです。穏やかでノスタルジックな音楽に合わせてひたすらパリの名所や町並みが写される。朝のパリ、昼下がりのパリ。
平穏な日常を送る人たちのいつものパリってこんな感じかなー。
台詞も煽りも全く無いまま「えっ どういう映画 えっ」となりながら数分。
雨が降り日が傾き夕景・・・夜・・・・そして深夜のパリ!なるほど!ミッドナイト・イン・パリなわけか!ここでタイトルが入ってオーウェン・ウィルソンの台詞が始まる。
しょっぱなから変化球?くらってしまい映画への期待値が駄々上がりしたのだけど、最後まで引き込まれたまま鑑賞しました。意図が汲み取れた時に鑑賞者が思わずにやっとしてしまう演出はいいですね。
キャラクターが皆個性的でつよかったです。狂騒狂乱の20年代の文化について詳しく知ってない人の方がいい塩梅に面白がれる映画かも。
自分はまったく門外漢なので先入観無しにヘミングウェイたちの強烈なキャラクターを受け入れられました。お気に入りはダリ。エイドリアン・ブロディが怪演を見せてくれます。出番ほんのすこしだけど。
あとはひたすら婚約者イネズサイドの人々にムカッ腹立てたり・・・
当のギルにしてみれば大変な悲劇だけど、遠目に観てる鑑賞者からは滑稽な喜劇なのですね。
90分映画だったけど、ボリュームたっぷり、後味ほっこりな映画でした。
サウンドトラックが欲しい・・・。生の楽器のノスタルジーあふれる音楽で、レコードで聴いたら一層良さそう。
以上はじめてのeigalogでした。また来週あたりに。